2008年12月22日 (月)

「フェスティバル狂言」 ~ありがとう! フェスティバルホール

 50年の歴史を一旦閉じることになった フェスティバルホール
 今年の後半は特にフェスティバルホールを愛した人々が、アーティストが数多く訪れました。

081221_festival_kyougen そして昨日、あまりフェスティバルホールとは縁がないようですが、約45年間伝統芸能の舞台としても世界的に名を馳せたフェスティバルホールに東西の狂言演者が集まりました。
 東西の人間国宝 茂山千作氏、野村萬氏を筆頭に、茂山千五郎家善竹忠一郎家野村万蔵家野村又三郎家の名門四家が集まり、フェスティバルホールでの最後の狂言会を催しました。

 そして、もちろん行ってまいりました!
 今回の観客は年齢層が幅広く、若い方からご年配の方々までフェスティバルホールの客席を埋め尽くしました。

 まず、“若手”出演者によるスペシャルトークに始まり、そして茂山千作氏の当たり役でもある「福の神」が演じられました。
 千作氏の「福の神」を拝見するのは、まだ狂言歴1年の私ですが、実に3回目に当たります。
 通常は面をかぶって演じられるそうですが、千作氏の場合は見るからに“福の神”であるために直面(ひためん:面を着けずに演じること)で演じられます。

 そして野村家による「舟渡聟」(ふなわたしむこ)
 前に茂山千五郎家による大蔵流のものを厳島神社で観ましたが、今回は和泉流のものとなり、実は若干シナリオが変わります。
 和泉流のものは最後がとてもきれいに終わるため、個人的には大蔵流のものの方が好きですが、やはり野村萬氏の身のこなしはとてもきれいでした。

 休憩をはさんで、茂山千之丞氏による「小原木」(おはらぎ)
 これは狂言の中で謡われる中世当時の流行歌 “小歌”の一つだそうです。
 千之丞氏の声がとても素晴らしかったです。

 最後に大きな舞台ならではの狂言「菓争」(このみあらそい)
 演者と囃子方、地謡などで総勢20名に及ぶ舞台です。
 こちらの演目も今回は特別に直面で演じられ、また出演者がそれぞれ柑橘類や栗、柿、梨などの果物などで頭にはそれらをあしらったものがつけられて演じる、というなかなか面白い演目です。
 また、それぞれが持つ武器や戦いの型が面白く、能のようでもありましたがとても楽しく見ることができました。

 これで、フェスティバルホールとはしばらくお別れです。
 ここ最近は、佐藤竹善葉加瀬太郎のコンサートなどでたびたび訪れましたが、やはりとてもいいホールだっただけに寂しさが募ります。

 狂言の方は、年明け早々にまた茂山千五郎家の初笑いを観ることができるので、こちらはそれまでの約3週間我慢することにして・・・・・。

 最後に、フェスティバルホールの50年間の歴史に感謝して、そして5年後の生まれ変わりを期待して、

  フェスティバルホール 50年間 ありがとう!

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2008年11月21日 (金)

唐津焼

 昨日は東京出張でした。
 前夜(正確には朝)は岡田ジャパンのカタール戦を見てしまったので、やはり朝はなかなか厳しいものがありましたが、なんとか出張業務を終えたのち、帰宅前に一か所立ち寄りました。

081121_m_koten_00  佐賀の唐津で陶芸をしている従兄弟がちょうど今週、東京のギャラリーで展示会を開いているのです。

 で、東京駅からまずは新宿へと向かったのですが、神田についた時点で八王子の変電所での停電事故で足止め。 そして急遽山手線で秋葉原に向かい、総武線で新宿に向かいましたが、やはり思うように進まず、新宿で小田急線にに乗り換えて経堂にあるギャラリーに着いたときには閉場の約30分前でした。(1時間前には着く予定だったのですが・・・)

 そして会場に着くと、従兄弟本人と叔母が会場にいました。
 本人には “出張があればぜひとも行く”、と言ってはいたものの、さすがにびっくりした様子でした。

 近況を話しながら、作品を見せてもらいましたが、欲しいものが幾つかあって絞るのに一苦労。
 小皿や大皿が目を引いたのですが、最終的には一輪挿しを選びました。

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  081121_ichirin_01 こちらが今回購入した一輪挿し。 素朴な中にも品があります

 唐津では登り窯を作り、そしてその窯で作品を作っています。 <浪瀬窯>(HP)
 唐津焼は、さまざまな手法があって、いろいろな顔があり、素朴な中にも品があって、日常使いにもいいし、陶芸作品としてもいい、というなんかオールマイティ的なところがあるようです。

 展示会の会期は来週月曜日まで、とのこと。
 大変小さな空間ですが、若い陶芸家の作品や唐津焼にご興味のある方はいかがですか?

 ◆展示会は・・・・・
   ギャラリーカタカタ(東京都世田谷区宮坂3-21-13)にて24日まで開催
   詳しくはこちら

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2008年9月 6日 (土)

大阪市中央公会堂

 ちょっと、ご無沙汰でした・・・・・。

 先週、仕事で大阪市中央公会堂に行く機会がありました。
 どちらかというと旧称の「中之島公会堂」と言った方が馴染みがあるのですが・・・。

 外観は何度も見てはいたのですが、中に入ったことは今までなかったので、ちょっと興味津津・・・・・。
 なかなか趣があって、いいですね。

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  080906_chuoukoukaido_10 080906_chuoukoukaido_11 創建当時の昇降機とその説明

 大阪市中央公会堂は、90年前の1918年に竣工し、日本有数の公会堂建築であり、外観、内装ともに意匠の完成度が高く、日本の近代建築史上重要なものとして2002年に、国の重要文化財に指定されています。
 また、2002年には約3年半かけて保存・再生工事が行われています。

 内部には、保存された以前の設備であったり、建築物が展示されており、時間があればゆっくりと見てまわってみたいものです。

 昼食は、地下1階にある中之島倶楽部で食べることにしました。
 一緒に行ったメンバーから、ここのオムライスが人気、との情報。
 ということで、もちろんオムライスを食べることにしました。

  080906_omuraisu_01 “大”をオーダー

 トロトロの卵ではありませんが、甘さを抑えたソースと、上にかけられたチーズ風味のソースがなかなかおいしかったです。 中のライス部分はホウレンソウが仕込んであり、今風の華やかさはありませんが、とても美味しく頂きました。

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 店の雰囲気も昔の食堂時代とは違ってきれいになったようですが、それでも大正時代の雰囲気をちょっと感じたりもする、そんな居心地の良さ気な場所でした。

■「中之島倶楽部」

   住   所 : 大阪府大阪市北区中之島1-1-27 大阪市中央公会堂内B1
   電   話 : 06-6233-3580
   営業 時間 : 9:30 ~ 21:30 (ラストオーダー 20:30)
   定  休 日 : 第4火曜 (祝日の場合は 翌日)
           年末年始
                              ※2008年9月現在

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2008年7月27日 (日)

納涼茂山狂言祭 2008

 今日は「納涼茂山狂言祭 2008」大阪公演の2日目に行ってきました。
 これはリクエストによって公演内容が決まるものだそうです。

080727_sigeyamakyougen_01  本日の公演演目は「二人袴」「鈍太郎」「菌」の3つ。

 と、その前に茂山逸平くんのトークが。
 3つの演目の簡単な説明があり、最後に“おススメ”が。
 それにしても、初めて知りました。
 まだ、祇園祭は終わっていない、ということを。
 17日の山鉾巡行で終わったものと思っていたのですが、7月31日まで(つまり7月の1ヶ月間)お祭りなのだとか。
 ちなみに大阪では天神祭で賑わう24日には「花傘巡行」と言う神輿や獅子舞の行列が練り歩くのだそうです。

 そして、まず1つ目の演目「二人袴」(ふたりばかま)
 今ではそんなことはありませんが、結婚後に聟(むこ)が初めて舅のところにあいさつに行く「聟入り」での話。
 正邦氏と千之丞氏のコンビがとてもユーモラスに演じてくれます。
 そして37才の聟、なかなか良かったですよ!(どこかで聞いたことがあるような・・・・、37才の聟って)
 本当にお腹の底から笑わせてくれました。

 2つ目の演目は「鈍太郎」(どんたろう)
 3年ぶりに都に戻ってきた男の話ですが、下京に本妻が、上京に愛人がいて・・・・・、という何んとも羨ましい(?)ような話。
 ここでは、本妻と愛人を兄弟である宗彦・逸平くんが演じます。
 宗彦くんの狂言は初めてでしたが、少々邪険にふるまわれる本妻のちょっと憎らしいようなところが出ていて面白かったです。

 最後に「菌」(くさびら)
 これはちょっとSFちっくな感じで、男の庭に生えれきたキノコを山伏に頼んで祈祷してもらって取り払おう、とする話。
 ここではキノコを演者が笠をかぶり、面をつけて、腰を落としてすり足で現れます。
 これがなんともユーモラスで、その動きがとても面白く、また七五三氏が演じる山伏のユーモラスさと加わって、これまた大笑い!
 最後には丸石やすし氏が演じる姫茸がダメ押しの笑いを持ってきてくれました。

 今回で3回目となる狂言でしたが、本当に面白いですね。
 昔の人々の文化や生活に触れると共に、今のエッセンスを若干加えながら沸き起こる笑い、これがなんとも言えず快感です。
 そして日本人独特のあの箱庭的な舞台で演じられ、ほとんど装飾物はなく、演者とその持ち物だけでの演技に吸い込まれていき、そして沸き起こる笑い。

 これは本当にやめられそうにありません!

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  パンフレット(左)を買うと特製エコバッグ(右)がついていました

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2008年7月16日 (水)

祇園祭 宵山

 一昨日の14日(月)、祇園祭の宵山に行ってきました。
 今年は明日17日(木)が山鉾巡行、14-16日(月‐水)が宵山、というスケジュール。

 いやぁ、ほんとに良かった です。
 祇園祭は山鉾巡行はもとより、宵山もちゃんと行ったことがなかったので、初めての経験でした。

 3時前に阪急・四条烏丸に着いたので、夕方から始まる宵山まで時間をつぶそうと考えていましたが、地上に上がるとそんな気分ではなくなって、早速山鉾を見て回ることにしました。

<長刀鉾> (なぎなたほこ)
 烏丸の交差点そばにある山鉾巡行の先頭を受け持つ一番有名な鉾。
 その名の通り、鉾頭に疫病邪悪をはらう長刀をつけています。
 毎年稚児が乗ることでも有名です。

 今回訪れた際、厄除けの粽(ちまき)を購入したところ、鉾に乗ることができました。
 ただし、長刀鉾に乗ることができるのは男性のみで、女性は乗れなかったので奥さんは2階の展示スペースまででした。
 とても得した気分と、気の引き締まる思いがしました。
 なお、各山鉾で売っている粽は、食用ではなく、疫病神から保護されるための護符として玄関のなどに飾るのが良いそうです。

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  080716_naginatahoko_07 080716_naginatahoko_08 復元された段通
  080716_naginatahoko_09 稚児の衣裳   080716_yakuyokechimaki 厄除け粽

<函谷鉾> (かんこほこ)
 中国戦国時代斉の孟嘗君が家来の鶏の鳴き声によって函谷関を開けさせて脱出できたという故事に基づいたもの。

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<菊水鉾> (きくすいほこ)
 町内にあった菊水井戸にちなんで名付けられたもので、鉾頭には金色の菊の花がついています。

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<鶏鉾> (にわとりほこ)
 中国堯の時代に天下がよく治まり訴訟用の太鼓も用がなく鶏が巣を作ったという故事によるもの。

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<岩戸山> (いわとやま)
 天照大神の岩戸隠れの神話から取材したもので、天照大神、手力雄尊、伊弊諾尊の三体のご神体を祀る曳山。

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<船鉾> (ふねほこ)
 神功皇后の新羅出船に由来した船形の鉾。
 巡行の際には鉾の上に神功皇后と三神像(磯良・住吉・鹿島)を祀る。

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<月鉾> (つきほこ)
 鉾頭に18金製の新月をつけ、「天王座」には月読尊を祀る。
 屋根裏の草花図は円山応挙の筆によるもの。

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<郭巨山> (かっきょやま)
 中国の史話「二十四孝」の、郭巨が黄金の釜を掘り当て、母に孝養を尽くしたという故事にちなんだもので、「釜堀山」とも呼ばれる。
 山には屋根がないのが普通ですが、この山は日覆障子をのせています。

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<四条傘鉾> (しじょうかさほこ)
 傘上に赤幣と若松を飾る鉾の姿は、応仁の乱以前に起源をもつと言われています。
 赤熊と花笠の子供たちによる棒振り踊りが昭和63年に復活した。

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<蟷螂山> (とうろうやま)
 「かまきり山」とも呼ばれ、かまきりの頭や羽、鎌、御所車の車輪が動くなど山鉾として唯一のからくりが施されています。

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<北観音山> (きたかんのんやま)
 別名「上り観音」とも呼ばれ、楊柳観音像と韋駄天立像を祀る。
 応仁の乱の時代から、隣町の南観音山と、1年おきの交替で山を出していたとも言われている。

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  080716_kitakannonyama_05 水溜りに写る山 080716_kitakannonyama_06 蔵と山

<八幡山> (はちまんやま)
 八幡宮を山の上に勧請したもので、その小祠は江戸時代の天明年間製作になる総純金箔の美麗なもの。

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<南観音山> (みなみかんのんやま)
 楊柳観音像と善財童子像を祀り、巡行の際には柳の大枝を垂らすそうです。

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<放下鉾> (ほうかほこ)
 鉾の名は「天王座」に放下僧を祀るのに由来している。
 鉾頭には日・月・星の三光が下界を照らす形をしている。
 巡行の際には、三光丸と名付けられた稚児人形が稚児舞を披露する。

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<霰天神山> (あられてんじんやま)
 永正年間、洛中に大火があったとき、霰が降って火を鎮め、霰とともに天神様が降りてきた、という故事にちなんだもの。「火除天神」とも呼ばれる。

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<占出山> (うらでやま)
 身重だった神功皇后が、肥前の国松浦で鮎を釣って戦勝の兆しとした、という故事によるもの。
 ご神体は安産の神で、安産のお守りと腹帯を授与する。

 この占出山では、神功皇后の故事に由来して「吉兆あゆ」を販売しており、13日から16日の間限定での販売、ということだったので買ってみました。

  080716_uradeyama_01 080716_uradeyama_02    080716_kicchouayu 吉兆あゆ

<山伏山> (やまぶしやま)
 ご神体の山伏は、昔 八坂ノ塔が傾いたとき、法力によってなおしたという浄蔵貴所の大峰入りの姿をあらわしている。

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<鯉山> (こいやま)
 中国の黄河中流「龍門の滝」を登る鯉は龍と化すという伝説にちなんだもので、木製の鯉が勢いよく水しぶきを上げる様は勇壮。

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<黒主山> (くろぬしやま)
 謡曲「志賀」にちなみ、大伴黒主が志賀の山桜を仰ぐ姿をあらわしているそうです。

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<橋弁慶山> (はしべんけいやま)
 弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿をあらわしたもの。

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 以上、雨に降られながらも 20の山鉾(全32の内)を見ることができました。
 ただ、事前に予習をすればもと楽しく、そして理解しながら見ることができたのに、と残念に思うと共に、また見たい、と思いました。
 また、特に山に関しては巡行の際にご神体等を飾りつけるため、いわば中途半端な形でしか見ることができていないのが残念で、山鉾巡行もぜひとも行ってみたいです。

 この祇園祭の宵山のときには、同時に屏風祭が行われていて、屏風や鎧、小袖など諸道具を飾り、表の格子を外して「ハレ」のしつらえにする町家があります。
 これも京都ならでは、という感じでとても風情があっていいですね。

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  新町通六角下ルにある「吉田家」 とてもモダンでいながら荘厳なイメージがあります

 そして、北観音山と南観音山の間にあるワインバー(名前を忘れてしまいました)でちょっと一休み。
 ワインとオードブルでのほほんと外を見ながらくつろいでました。

  080716_winebar_01 店内の様子 080716_winebar_02 080716_winebar_03

 6時を過ぎると四条通と烏丸通は歩行者天国に。
 なかなか見られない光景ですが、ちょうど私たちは6時過ぎに四条通から離れて京都を後にしたので、混雑にあわずに宵山を時間をすごしました。

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  烏丸通(左)、四条烏丸交差点から東(中央)、四条烏丸交差点から西(右)
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 今度はぜひ山鉾巡行を見たい!

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2008年6月23日 (月)

大澤酒造(長野へ 0806 その2)

 法事から一夜明けて、翌15日(日)。
 朝9時にロビーで集合して、車4台で旧望月町茂田井にある大澤酒造へ。

 旧中山道沿いに位置し、白壁と大きな入口が印象的な老舗です。

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  080622_oosawa_03 大きな杉玉は庭の杉から作った自家製だそうです

 元禄2年(1689年)より酒造りを始め、創業時の酒が保存されていました。漆で封じられた古伊万里の壺の栓は昭和43年12月22日、東京のNHKスタジオで、醸造微生物学の坂口謹一郎博士ら立ち会いのもとで開栓され、日本最古の酒、と認定されました。良い香りが部屋いっぱいに広がり、その香りは100年もののシェリー酒のようであったと言われています。

  080622_saikonosake 民俗資料館に展示されている最古の酒の壺

 大澤酒造は兄弟の二人三脚で有名で、兄の真さんが経営を、弟の実さんが酒造り(杜氏)をしています。
 実は二人とは小学生の頃に、ある集まりで一緒になり同じ部屋で一緒に寝たことがあります。

 敷地内には「しなの山林美術館」「名主の館 書道館」「大澤酒造民俗資料館」があって無料で開放されていますが、今回は14代目当主の真さんが説明をしてくれました。

  080622_sanrinbijutukan 「しなの山林美術館」 昔は瓶詰め作業の場だった
  080622_shodoukan 「名主の館 書道館」 書道が盛んな旧望月町
  080622_minzokusiryoukan 「大澤酒造民俗資料館」 1階が試飲&販売で2階が資料館になっています

 また、酒蔵の中も工程に沿った形で説明してくれ、こだわりのある酒造りの一部を知ることができました。

  Dsc02771 酒造りの神様 京都・松尾神社の神棚があります
  080622_musigama 米を蒸す釜 080622_muro 麹づくりのための室(ムロ)
  080622_shubositu_02 080622_shobositu_01 酒母室(文字通りお酒の母(モト)を作るための部屋)
  080622_taru_01 080622_taru_02 本仕込み用のタンク
   ※ここで、三段階に分けて仕込みをする「段仕込み」がおこなわれるそうです
  080622_siboriki 搾りのための機械

 日本酒造りの工程に関しては、“日本酒基礎知識”(HP)や、“蔵元若葉印”(HP)などで説明されています。

 そして、もちろん最後はお土産にお酒を購入。
 大澤酒造の銘柄としては、「大吉野」「明鏡止水」「善光寺秘蔵酒」「信濃のかたりべ」「茂田井宿の酒」などがあります。 (※但し、「明鏡止水」はこちらには置いていません)
 今回は、まだ飲んだことがない「大吉野」とお気に入りの「善光寺秘蔵酒」をチョイス。
 その感想はあらためて記してみたいと思います。

 最後に写真を一枚・・・・・。
  080622_matukasa 民俗資料館の2階へあがる階段横で見つけた松笠で作られたたぬき?

(つづく)

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2008年4月21日 (月)

宮島・厳島神社 奉納狂言会(再び宮島へ 0804 その1)

 昨年11月に宮島に行って感動して虜になって約5ヶ月。
 再び宮島に行く機会を得、昨日夜に帰ってきました!

 『宮島・厳島神社 奉納狂言会』です。 (4月19日)
 茂山狂言会が主催しているものですが、実は今年の1月に茂山狂言の初笑いを見てからちょっと狂言にはまってます。
 まあ、茂山宗彦・逸平兄弟茂山童司の若手に関してはテレビ等で何度か見ていたので興味を持って見ていたのですが、狂言を見たのは1月が初めてでした。
 で、そのときの配布物に今回の告知があったので早速予約し、今回の宮島1泊旅行になったわけです。

 18時半 開場(19時 開演)、と言うことだったので18時ごろに厳島神社の辺りにいれば十分だろう、と高をくくっていましたが、17時40分すぎに前を通ると長蛇の列が・・・・。
 あわてて最後尾に並びました。
 その後も列が伸びる、伸びる・・・・・。 おそらく参道の入口の狛犬のあたりまで並んでいたのではないでしょうか。 (いったい何人集まったのでしょうか・・・・・?)
 地元・広島の方はもちろん、大阪、福岡などあちこちから集まっているようです。 (私も兵庫ですが)

 待つこと約45分。
 その間に陽もほとんど沈んで雲の間に隠れ、風もあって結構寒さに震える中、ようやく入場。
 なんと、もぎりには茂山逸平君と鈴木実さんが。

  080421_yuuhi 沈み行く夕日と大鳥居

 狂言が演じられるのは、厳島神社の本殿の西側にある能舞台。
 そして回廊には椅子席が、その前には桟敷席が作られており、私たちは桟敷席の舞台に向かって右側に陣取りました。

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  080421_kyougen_03 能舞台とライトアップされて海に浮かぶ大鳥居

 今回演じられたのは、「三番三(さんばそう)」「渡し聟(むこ)」「細雪」「仁王」の4つ。

 「三番三」は、能楽の中で狂言師が演じるものだということで、なかなかスッと理解することは難しいものでした。
 演じられた後、そのときに使用した鈴が神社に奉納されました。

 「渡し聟」は、昔厳島神社の狂言師が残した約170の台本の中から今回復元させて、少し現代風にアレンジしたもの。
 これは客席のみんなでお腹を抱えて笑いました。
 狂言ならではの楽しさがあり、本当に面白かったです。

 「細雪」は、人間国宝の茂山千作氏の独吟。
 1月の初笑いでは「福の神」を演じられて、福の神そのままのお姿でしたが、今回は独吟ということで、少々足腰が心配でした。

 最後の「仁王」は、これも客席みんなで笑いました。
 立衆たちの仁王様にお願いをするその内容が本当に面白い。 今回の会のための特別バージョンです。
 本当に思い切り笑えました。

 この4つの演目の間に、休憩時間には逸平君が客席に入ってファンサービスをしたり、千之丞さんが演目の説明(その間にもしっかりと笑わせてくれました)をしてくれたりと、至れり尽くせりでした。

 NHKの朝ドラでモッピー(茂山宗彦)が出演し、茂山狂言も人気沸騰中!
 若い女性が多く見られましたが、年齢層は幅広いです。
 ただし、今回の奉納狂言会にはモッピーも童司も来ていません。(残念)

 でも本当に楽しい時間を過ごすことができ、夜の寒さも忘れ(そうにな)るぐらいでした。
 さて、次回はいつの舞台を観ようかな・・・?。
 SOJAクラブに入ろう!

(つづく)

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2008年3月31日 (月)

原美術館(江戸の旅0803 その1)

 先日(3/26・27)、連休を取ってお江戸へと行って参りました。

 1・2ヶ月に1度くらいは出張で行っていますが、プライベートは久しぶり。
 奥さんは約5年ぶりとか・・・。
 ということで、奥さんのリクエストを中心に行き先をチョイス。

 新幹線・のぞみで、いざ江戸へ!
 出張と違って、旅行のときは列車のほうが風情があってなかなかGood!
 ただ、富士山は前日の雨の影響もあり、見ることはできませんでした。(日頃の行いか・・・?)

 昼前に品川で下車。
 そのまま、御殿山ヒルズの裏にある原美術館(HP)へと向かいました。

 原美術館は1979年に開館した現代美術を中心とした私立美術館。
 東京ガスや日本航空の会長、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)総裁などを歴任した実業家の原 邦造氏の邸宅(昭和初期の建築)を改装したもの。

 奥さんが読む吉本ばななさんの本に出てくる、とのことで、前々から「行きたい」、と言ってました。
 落ち着いた雰囲気で、特に女性が好む美術館、と言う印象でした。
 なかでも印象に残ったのは、奈良美智の『My Drawing Room』
 楽しい空間がそこにはあり、見るものをワクワク、そして懐かしさを呼び覚ましてくれます。

 あと、ミュージアムショップも楽しい空間。
 何か探す楽しみに満ちています。

 東京は桜がほぼ満開(26日現在)。
 御殿山ヒルズ付近もたくさんの桜が咲いていました。

   080331_hara_museum_sakura

■原美術館
   住   所 : 東京都品川区北品川4-7-25
   電   話 : 03-3445-0651
   開館 時間 : 11:00 ~ 17:00(祝日を除く水曜日は20:00まで)
   休 館 日 : 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
           展示替え期間、年末年始
   入 館 料 : 一般 1,000円
           大高生 700円
           小中生 500円
           (学期中の土曜日は、小中高生は無料)
   ホームページ : http://www.haramuseum.or.jp/

                              ※ 2008年3月現在

(つづく)

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2008年1月25日 (金)

厳島神社 大鳥居(初めての宮島 その5)

 厳島神社の回廊を出て向かったのは引き潮の干潟に立つ大鳥居

 すでに多くの人たちが集まっていますが、本当に予期していなかった光景にちょっとビックリ状態でした。
 夕暮れの中でそびえ立つ大鳥居の本当に真下まで行ける訳ですから、ちょっとした興奮状態です。

  080124_ootorii_01 080124_ootorii_02

 干潟に立つ大鳥居をバックに写真を取ることは当然のこと!
 下から見上げた姿や、普段は海の中にあって見えない大鳥居の足元など・・・・・、気がつけばシャッターを押している自分。(本当にちょっとした興奮状態です)

  080124_ootorii_03 080124_ootorii_04 080124_ootorii_05

 そして気がつきました!
 厳島神社側と海側で大鳥居の中央に掲げられた額に書かれている文字が違うことを!

 神社側は「伊都岐島神社」、海側は「厳嶋神社」と書かれているのです。
 神社側は万葉仮名で書かれているそうで、この額の文字はともに有栖川宮熾仁親王の染筆で書かれたものだそうです。
 (あとでいろいろと調べてみるとあちこちで書かれていたのですが、下調べをほとんどしていなかったので全く知りませんでした。 その他にも笠木の部分にトリビアの泉(?)があるそうです)

  080124_ootorii_gaku_01_2 「伊都岐島神社」(神社側) 080124_ootorii_gaku_02 「厳嶋神社」(海側)

 なお、大鳥居は奈良の大仏とほぼ同じ高さの16.8m、重量は約60t。 主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木で作られているとのことですが、なんとこの大鳥居は根元は海底に埋められているわけではなく、鳥居の重みだけで立っているとのことです。

 それにしても、この雄大な大鳥居は何度見ても、どこから見ても飽きません。
 この存在感、そして荘厳さ、何か引き付けられるものがあり、私の心をつかんだまま離しませんでした。

  080124_ootorii_06 080124_itukusimajinja
  大鳥居の真ん前に立って見る大鳥居(左)と厳島神社境内(右)
  080124_yuugure_01 080124_yuugure_02
  夕暮れ(左)と夕暮れの中に立つ大鳥居(右)

 この興奮状態のまま、日も暮れてきたので宿へと向かうことにしました。

 (つづく)

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2008年1月19日 (土)

厳島神社 1日目(初めての宮島 その4)

千畳閣、五重塔をあとにして向かったのは厳島神社

 厳島神社は海を敷地とした大胆で独創的な配置構成のため、平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られ、廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいるようです。
 背後の弥山の緑や瀬戸の海の青とのコントラストがとても美しい!

 参拝入口から入ると、まずは廻廊とその伽藍を眺めながら大鳥居や社殿を奥に見ながら歩きます。
 訪れたときはちょうど引き潮のときで、海に浮かぶ厳島神社を想像していただけにちょっと拍子抜けでしたが、逆に訪れるタイミングでさまざまな姿を見せる、というところがちょっと神秘的(?)、という印象を持ちました。
 また、回廊から大鳥居を望むとその下にたくさんの人がいるのを見てビックリ! もちろん私たちも行ってみましたがその様子はまた改めて。
 (また1ヵ月後にならないように気をつけます!)

 廻廊は幅4m、長さは約275m。床板の間に目透しという隙間があって、高潮の時に下から押しあがってくる海水の圧力を弱め、海水や雨水を海へ流す役目を果たしているそうです。

  080118_entrance 厳島神社の入口
  080118_kairou_01 080118_kairou_02 080118_kairou_04_2
  080118_kairou_03 080118_kairou_05 (右)廻廊と五重塔 (左)廻廊から望む大鳥居

 そして本殿でお参り。
 このときにビックリしたのが、朱印をしていることでした。 今までは、お寺で行っているもの、という認識でしたが、これも神社と寺院が密接に結びついた神仏習合の所以でしょうか。

 国宝に指定されている本殿は、繊細かつ華麗な切妻両流造りで、正面には緑青塗りの引き違いの菱形の格子戸がはめられており、市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神が祭られています。 屋根に神社の定番とも言える千木と鰹木を持たず、桧皮葺の屋根に瓦を積んだ化粧棟のスタイルを取り入れた寝殿造りならではの様式が特徴。 現在の本殿は元亀2年(1571年)、毛利元就によって改築されたものだそうです。

 お参りを終えて、平舞台へ。
 ここから海、大鳥居、そして東には千畳閣、五重塔が、西には多宝塔や大聖院などが見渡せます。 この国宝の平舞台には、本殿前に同じく国宝の高舞台が設置されており、ここで能楽等が奉納されます。
 もちろんここから大鳥居をバックにして撮影するのが定番。 平舞台の先端がそのスポットとして順番待ちの状態でした。 かく言う私たちも勿論記念撮影 パシャッ!

 平舞台は寝殿造りの庭にあたる部分で、広さは167.6坪(約553平方メートル)。 安元2年(1176年)、平氏一門が社参して千僧供養が行われた際に、社殿の前方に仮廊を設けたという記録があり、こうした仮廊が常設となったものともいわれています。 前方には火焼前(ひたさき)と呼ばれる突き出た箇所があり、管絃祭の出御・還御はここから行われるそうです。 また他の社殿の束柱は木造ですが、この平舞台を支えるのは、毛利元就によって寄進されたと伝えられる赤間石の柱。 火焼前分と合わせると239本あるそうです。
 高舞台は本社祓殿前にある、黒漆塗りの基壇に朱塗りの高欄をめぐらし前後に階段をつけた舞台で、平清盛が大阪・四天王寺から移したという舞楽がここで演じられます。 舞楽の舞台としては最小のもの。 現在の舞台は天文15年(1546年)、棚守房顕によって作られたもので、当初は組立て式だったものが江戸時代初期に現在のような作り付け構造になったと考えられているそうです。

  080118_hirabutai_01 080118_hirabutai_02 平舞台から望む夕景の大鳥居
  080118_hirabutai_03 外人が貸衣装で高舞台前で本殿をバックにみんなの被写体に

 平舞台を出て出口に向かうと右手に能舞台、左手に反橋を見ることができます。
 能舞台はここで見る能楽や狂言はぜひとも一度は見たい、見たら忘れられないだろうなぁ・・・、と思いながら、能舞台を囲む周りが大きな舞台となって演じられるのだろうと想像してやみません。 海に浮かび、また夜ともなればライトアップされた能舞台を想像するにちょっと鳥肌が立ってしまいそうでした。

 国内でも唯一の海に浮かぶ能舞台。 現在、重要文化財に指定されている国内5つの能舞台のうちの1つ。 厳島での演能は、永禄11年(1568年)の観世太夫の来演がその始まりとされ、慶長10年(1605年)には福島正則が常設の能舞台を寄進。 現在の舞台と橋掛及び楽屋が建立されたのは藩主が浅野氏に代わった延宝8年(1680年)のこと。 この能舞台は海上にあるため通常は能舞台の床下に置かれる共鳴用の甕(かめ)がなく、足拍子の響きをよくするため舞台の床が一枚の板のようになっているのが特徴。 春の桃花祭神能がこの舞台で演じられるほか、茶道表千家と裏千家家元が隔年交互に執り行う献茶祭ではここでお茶が点てられ御神前に献じられるそうです。
 反橋はかつては重要な祭事の際、勅使がこの橋を渡って本社内に入ったことから別名・勅使橋(ちょくしばし)とも呼ばれたそうです。 現在の橋は、弘治3年(1557年)に毛利元就・隆元父子によって再建されたもので、擬宝珠の一つに刻銘が残っているそうです。

  080118_noubutai_01 080118_noubutai_02
  能舞台(暗くて壁面の絵が見えませんが・・・)
  080118_soribasi 反橋

 そして出口へ。
 とても後ろ髪をひかれるような思いで、「ああ 出てしまった」というような感じでした。 (結局、また翌日にも訪れることになるのですが)
 それにしても記憶に新しい2004年9月の台風18号による被害から修復され、復活した厳島神社とその関係者の方々のご努力に感謝の意を表したいです。

 もちろん、このあとは引き潮によって現れた大鳥居へと干潟に向かいました。

 (つづく)

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2007年11月 9日 (金)

出石町内探訪(出石ぶらりある記 その3)

 出石城跡を出てから町中へ。

  071108_machinami いざ、町中へ!

 そしてやはりすぐ目に入ってきたのは町のシンボルの辰鼓楼
 辰鼓楼は明治4年(1871年)に出石城の三の丸大手門脇の見張り櫓台に建設された鼓楼。出石城の時代より、藩士の登城時刻の辰の刻(午前8時)を知らせる太鼓を打ち鳴らしていたことからこの名がつけられたそうです。
 明治14年に藩医、池口忠恕氏が大時計を寄付してからは、時計台として親しまれ、今では三代目の時計(オランダ製の大時計)が時を刻み続けています。

  071108_sinkorou_01 071108_sinkorou_02_2 071108_sinkorou_03 071108_sinkorou_04
  071108_sinkorou_05 071108_sinkorou_06_2 同じような写真ばかりですが・・・
  071108_sinkorou_07 こちらは側面から・・・ この曲線がなんとも言えず 素晴らしい!

 ちょうど町の中心に位置しており、本当に町のシンボルとしてはうってつけで、その風格にはとても歴史と文化を感じます。

  071108_sinkorou_08 071108_sinkorou_09 町中から見る辰鼓楼

 そして次に訪れたのが、桂小五郎潜居跡
 明治維新の立役者である桂小五郎が新撰組に追われ、1864年(元治元)広江孝助と名乗り、荒物屋を営みながら幾松婦人と出石に潜伏していたそうです。
 現在、住居跡に記念碑が建てられています。

  071108_katurakogorou

 びっくりしたのは本当に一般住居のまん前。
 町ぐるみでその歴史を伝えていこうとしているんですね。

 次が酒蔵
 赤い土壁が長い年月を経て、まるで人の表情のような豊かな味わいを見せてくれる出石の造り酒屋・出石酒造の酒蔵。季節の変化で、土壁の色も微妙に変わると言われています。出石の新行事として、酒蔵でのコンサートも行われているそうです。

  071108_sakagura_01_2 071108_sakagura_03_2 071108_sakagura_04  

 なんとも言えない風格があり、妙に落ち着いた感じになるのはやはり土壁のせいでしょうか。

  071108_yanagigoori_01 071108_yanagigoori_02 酒蔵の前にある柳行李を作っているお店

 そして最後に家老屋敷
 白亜の土塀と長屋門のあるこの屋敷は、出石城の内堀の中にあった高級武士(家老級)の居住として使われていたもの。
 外観は一見平家に見えますが、隠し二階があり不意の襲撃に備えてあります。
 江戸時代における三大お家騒動の一つに挙げられる仙石騒動の中心人物仙石左京の屋敷があった場所のため「左京屋敷」とも呼ばれてるそうです。

  071108_karouyasiki

 中には大名行列の諸道具などが展示されていて、毎年11月に行われる出石お城祭りの時に、有効姉妹都市である長野県上田市の真田鉄砲隊も毎年参列していることを知りました。

 本当に天気も良くて一日のんびりと出石の町中を歩いて見ました。

  071108_izusi_sky_01 071108_izusi_sky_02_2 本当に“きれいな澄んだ秋の空”って感じ

 まだまだその周囲には見所があるようなので、また訪れたい、と思います。

(つづく)

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2007年10月31日 (水)

出石城跡(出石ぶらりある記 その2)

 実は、出石町を訪ねるのは今回で2回目。
 前回は、それこそ出石そばを食べて、そのまま帰ってしまったのでした。

 あれから約5年。
 今回は町中を散策してきました!

 車を大手前駐車場に入れて、まずは出石城跡へ。
 出石城は慶長九年(1604)に小出吉秀によって山頂の城(有子山城)を廃して築かれたもので、一国一城制による但馬唯一の城です。 しかし天守は作られなかったそうです。
 出石の町中から見える高い石垣と復元櫓は、この町の象徴ともいうべきもののひとつです。

 まず登城門をくぐるとそこには小さな広場があり、その奥に左右に2つあるうちの右側の復元櫓が目の前に現れます。

  071030_tojoumon 071030_tojoumon_a 登城門
  071030_hukugenyagura 071030_hukugenyagura_a 登城門を入った広場から櫓を望む

 そして櫓を見上げながら石段を上り、二の丸へ。

  071030_hukugenyagura_ninomaru_2 二の丸からみた復元櫓

 さらに、左下から上がってくる赤鳥居の石段を登って本丸へ。
 この赤鳥居が場違いのようで、何かアクセントになっていて逆に惹かれます。

  071030_akatorii_a 071030_akatorii_b 071030_akatorii_c 赤鳥居に吸い込まれていくような・・・
  071030_akatoriiyagura_a 071030_akatoriiyagura_b 赤鳥居と櫓の共演
  071030_akatoriigreen 赤鳥居と緑(木・苔)

 本丸には仙石公の藩祖、仙石権兵衛秀久を祠る感応殿や、昭和43年に復元した東西隅櫓があり、往時の面影を偲ばせてくれています。
 と、ここで感応殿の前に「出石そば発祥の由来」なる石碑があり、本籍地である長野県と縁のある地であることを初めて知りました。

  071030_kannouden 071030_kannouden_setumei 感応殿とその説明札
  071030_soba_sekihi 「出石そば発祥の由来」石碑(クリックすると説明を見ることができます)
  071030_yagura_a 071030_yagura_b 071030_yagura_c 復元櫓

 そしてさらに上に登ると、最上壇の稲荷郭には城の鎮守稲荷神社を祠っています。
 二の丸、本丸、そしてこの稲荷郭からはそれぞれ町並みがよく見え、とてもいい眺めです。

  071030_inarijinja 稲荷神社
  071030_inarikaku_choubou 稲荷郭からの眺望(中央に辰鼓楼)
  071030_ninomaru_choubou_a 二の丸からの眺望(左下は旧町役場の車寄せ)

 季節によっては紅葉新緑が楽しめ、それに赤鳥居や櫓、石垣がマッチする、という絶好のスポットだと思いました。

  071030_momijitsinkorou もみじと辰鼓楼(11月にはいればもっと紅葉してきれいになっていたでしょう・・・・)
  071030_taniyamagawa_a 071030_taniyamagawa_b 城前を流れる谷山川の風景

 おそらくこれから何度か足を運ぶことになるだろうなぁ・・・・・、と感じつつ町中へ。

(つづく)

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2007年5月18日 (金)

「サラ・花村」 作品展

 昨日は、久し振りに奈良・押熊にある「サラ・花村」(HP)を訪れました。

 現在、開催されている作品展を見に行くためです。
 花村先生とは仕事の関係で8年ほど前にお会いしてから先生のファンとなり、毎年のように開催されていた作品展にお伺いしていました。
 今回は3年ぶりの開催(16回目になります)とあってとても楽しみにしていたのです。

 朝方降っていた雨もやみ、風はとても強いものの日差しも出てきてまずまずの天気に恵まれ、ワクワクしながら約1時間半ほどかけてサラハウスへ。
 久し振りに伺って、前にあったサラハウスの大きなリボンがなくなってちょっとお化粧直しです。

  070518_sarah_00_1 サラハウス全景 070518_sarah_01
  070518_sarah_02 070518_sarah_03 庭(駐車場)から入口へと続くアプローチ。ここからすでに綺麗です
  070518_sarah_04 駐車場の一角には可愛くペイントされたサラちゃん号が・・・

 ちょうど12時頃に着いたので奥様方がランチへと出て行かれたところで、ちょうど見易いお客様の数でラッキーです。(時間がずれるとお客様でいっぱいになります)

 今回のテーマは 「Installation ―そよ風のように―」
 テーマカラーが「白」「緑」です。(毎回テーマカラーがあります)

 入口から入ろうとしてビックリ!
 なんと「撮影禁止」のPOPが・・・・・・・・・。
 毎回、写真を撮ることが楽しみの一つだったんですが・・・。

 しかし、入口で記帳し終わったところでちょうど花村先生にお会いしてお話を伺ってその理由が良くわかりました。
 画像をネットなどで公開すると、それを使って模造品やコピーなどが氾濫するためそれを防ぐためだとか・・・、ウンウン

 先生と久し振りにいろいろと今回の作品展への想いなどお話を伺いながら、約1時間ほどかけてじっくりと見させていただきました。
 作品展にはいつも発見があり、サプライズがあり、感動があり、といつも楽しみにしています。
 ぜひ実際にご覧になってみてください! その素晴らしさを実感して欲しいです。

 今回は写真を撮ることができなかったので作品展の様子をご紹介できませんが、サラ・花村のホームページで写真をアップされていますので、こちらをご覧ください。

 なお、この作品展は、5月26日(土)までの開催です。
 花と緑の香りに包まれてリフレッシュ出来ます。
 一見の価値がありますよ!

  070518_sarah_05 過去10年間の作品展の写真集。 ぜひ一度見てみてください!

 最後に花村先生、ありがとうございました。 またパワーを頂きました。
 また次回を楽しみにしています!
 そしてご健康に気をつけて、お疲れの出ませんように!

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