昨年11月に宮島に行って感動して虜になって約5ヶ月。
再び宮島に行く機会を得、昨日夜に帰ってきました!
『宮島・厳島神社 奉納狂言会』です。 (4月19日)
茂山狂言会が主催しているものですが、実は今年の1月に茂山狂言の初笑いを見てからちょっと狂言にはまってます。
まあ、茂山宗彦・逸平兄弟と茂山童司の若手に関してはテレビ等で何度か見ていたので興味を持って見ていたのですが、狂言を見たのは1月が初めてでした。
で、そのときの配布物に今回の告知があったので早速予約し、今回の宮島1泊旅行になったわけです。
18時半 開場(19時 開演)、と言うことだったので18時ごろに厳島神社の辺りにいれば十分だろう、と高をくくっていましたが、17時40分すぎに前を通ると長蛇の列が・・・・。
あわてて最後尾に並びました。
その後も列が伸びる、伸びる・・・・・。 おそらく参道の入口の狛犬のあたりまで並んでいたのではないでしょうか。 (いったい何人集まったのでしょうか・・・・・?)
地元・広島の方はもちろん、大阪、福岡などあちこちから集まっているようです。 (私も兵庫ですが)
待つこと約45分。
その間に陽もほとんど沈んで雲の間に隠れ、風もあって結構寒さに震える中、ようやく入場。
なんと、もぎりには茂山逸平君と鈴木実さんが。
沈み行く夕日と大鳥居
狂言が演じられるのは、厳島神社の本殿の西側にある能舞台。
そして回廊には椅子席が、その前には桟敷席が作られており、私たちは桟敷席の舞台に向かって右側に陣取りました。
能舞台とライトアップされて海に浮かぶ大鳥居
今回演じられたのは、「三番三(さんばそう)」「渡し聟(むこ)」「細雪」「仁王」の4つ。
「三番三」は、能楽の中で狂言師が演じるものだということで、なかなかスッと理解することは難しいものでした。
演じられた後、そのときに使用した鈴が神社に奉納されました。
「渡し聟」は、昔厳島神社の狂言師が残した約170の台本の中から今回復元させて、少し現代風にアレンジしたもの。
これは客席のみんなでお腹を抱えて笑いました。
狂言ならではの楽しさがあり、本当に面白かったです。
「細雪」は、人間国宝の茂山千作氏の独吟。
1月の初笑いでは「福の神」を演じられて、福の神そのままのお姿でしたが、今回は独吟ということで、少々足腰が心配でした。
最後の「仁王」は、これも客席みんなで笑いました。
立衆たちの仁王様にお願いをするその内容が本当に面白い。 今回の会のための特別バージョンです。
本当に思い切り笑えました。
この4つの演目の間に、休憩時間には逸平君が客席に入ってファンサービスをしたり、千之丞さんが演目の説明(その間にもしっかりと笑わせてくれました)をしてくれたりと、至れり尽くせりでした。
NHKの朝ドラでモッピー(茂山宗彦)が出演し、茂山狂言も人気沸騰中!
若い女性が多く見られましたが、年齢層は幅広いです。
ただし、今回の奉納狂言会にはモッピーも童司も来ていません。(残念)
でも本当に楽しい時間を過ごすことができ、夜の寒さも忘れ(そうにな)るぐらいでした。
さて、次回はいつの舞台を観ようかな・・・?。
SOJAクラブに入ろう!
(つづく)
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