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2009年3月 8日 (日)

お水取り

 昨晩、お水取りに行ってきました。

 子供のころに行った記憶がかすかにあるのですが、はっきりとは覚えていません。
 今回はまだ行ったことがない奥さんの希望もあり、行くことにしました。

 お水取りとは、奈良に春を呼ぶ行事と言われ、正式には東大寺修二会と言う かつては旧暦2月1日から15日にかけて行われてきたもので、現在では3月1日から14日間開催されています。
 一般的に有名なのは今回私たちも見た「お松明」と言われるものですが、これは本来、二月堂に上堂する連行衆の道明かりとして灯されたもので、中でも12日の籠松明が有名です。
 11名の練行衆が一人一人、二月堂での行のために上堂するための道明かりですが、「処世界」という役の方はすでに準備のため上堂しているので必要なく、通常10本の「お松明」があがります。
 ただ、12日だけは、全ての練行衆が上堂するので11本の「お松明」があげられることになります。 12日の籠松明ともなると、長さ 6mほどの根付きの竹の先端に、杉の葉やヘギ・杉の薄板で籠目状に仕上げ、直径1mほどの大きさの松明に仕上げられます。
 そして お松明の火には、罪や汚れを焼き払うと言う意味が込められ、この火の粉を浴びると一年を無事に過ごせると言われています。

 という前置きはおいておいて、7時のスタートに対して 二月堂前に着いたのは6時。
 しかしすでに二月堂前はいっぱいで、横から見るしかない状態です。 そしてまだ続々と人は集まってきます。
 立ったままの状態で待つこと約1時間、7時になると照明が消え、登廊を小さな松明が登っていきます。
 そしてしばらくすると降りて行き、またしばらくすると登っていく・・・・・・。 見ている時にはわからなかったのですが、帰って調べてみるとこれにも意味があるのがわかりました。

   1回目は “時刻を聞きに上がる”、
   2回目は “練行衆が上がっていくことを予告をする”、
   3回目は “練行衆が上がっていくことを知らせる” 、というように。

 そしてここから10本の松明が順番に登り、舞台で端から端まで松明を振り回すのです。
 中には炎が大きく上がり、上がっていく登廊では炎が天井をなめるように立ち上っていることが度々あり、そのたびに観客からどよめきが上がっていました。

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  脇に到着した6時過ぎの二月堂
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  なかなか思うようには写真が撮れませんでしたが・・・・・

 面白かったのは、照明が消えたあと 気がつくと二月堂の下は蛍(またはホタルイカ)がいっぱいいるかのように見えました。
 というのも、デジカメで写真を撮る人や、携帯で写真を撮る人などの液晶部分があちらこちらで光っているため、そのように見えたのです。

 約20分間のセレモニーを終えると、今度は人波に飲み込まれ、2人がバラバラにならないように気をつけることに精いっぱいで、ひと段落して気がつくとカメラのレンズフードがどこかに行ってしまっていました。(悲しい......)

 それでもなんだか心が洗われたようなそんな気分でした。

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