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2008年7月16日 (水)

祇園祭 宵山

 一昨日の14日(月)、祇園祭の宵山に行ってきました。
 今年は明日17日(木)が山鉾巡行、14-16日(月‐水)が宵山、というスケジュール。

 いやぁ、ほんとに良かった です。
 祇園祭は山鉾巡行はもとより、宵山もちゃんと行ったことがなかったので、初めての経験でした。

 3時前に阪急・四条烏丸に着いたので、夕方から始まる宵山まで時間をつぶそうと考えていましたが、地上に上がるとそんな気分ではなくなって、早速山鉾を見て回ることにしました。

<長刀鉾> (なぎなたほこ)
 烏丸の交差点そばにある山鉾巡行の先頭を受け持つ一番有名な鉾。
 その名の通り、鉾頭に疫病邪悪をはらう長刀をつけています。
 毎年稚児が乗ることでも有名です。

 今回訪れた際、厄除けの粽(ちまき)を購入したところ、鉾に乗ることができました。
 ただし、長刀鉾に乗ることができるのは男性のみで、女性は乗れなかったので奥さんは2階の展示スペースまででした。
 とても得した気分と、気の引き締まる思いがしました。
 なお、各山鉾で売っている粽は、食用ではなく、疫病神から保護されるための護符として玄関のなどに飾るのが良いそうです。

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  080716_naginatahoko_07 080716_naginatahoko_08 復元された段通
  080716_naginatahoko_09 稚児の衣裳   080716_yakuyokechimaki 厄除け粽

<函谷鉾> (かんこほこ)
 中国戦国時代斉の孟嘗君が家来の鶏の鳴き声によって函谷関を開けさせて脱出できたという故事に基づいたもの。

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<菊水鉾> (きくすいほこ)
 町内にあった菊水井戸にちなんで名付けられたもので、鉾頭には金色の菊の花がついています。

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<鶏鉾> (にわとりほこ)
 中国堯の時代に天下がよく治まり訴訟用の太鼓も用がなく鶏が巣を作ったという故事によるもの。

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<岩戸山> (いわとやま)
 天照大神の岩戸隠れの神話から取材したもので、天照大神、手力雄尊、伊弊諾尊の三体のご神体を祀る曳山。

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<船鉾> (ふねほこ)
 神功皇后の新羅出船に由来した船形の鉾。
 巡行の際には鉾の上に神功皇后と三神像(磯良・住吉・鹿島)を祀る。

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<月鉾> (つきほこ)
 鉾頭に18金製の新月をつけ、「天王座」には月読尊を祀る。
 屋根裏の草花図は円山応挙の筆によるもの。

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<郭巨山> (かっきょやま)
 中国の史話「二十四孝」の、郭巨が黄金の釜を掘り当て、母に孝養を尽くしたという故事にちなんだもので、「釜堀山」とも呼ばれる。
 山には屋根がないのが普通ですが、この山は日覆障子をのせています。

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<四条傘鉾> (しじょうかさほこ)
 傘上に赤幣と若松を飾る鉾の姿は、応仁の乱以前に起源をもつと言われています。
 赤熊と花笠の子供たちによる棒振り踊りが昭和63年に復活した。

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<蟷螂山> (とうろうやま)
 「かまきり山」とも呼ばれ、かまきりの頭や羽、鎌、御所車の車輪が動くなど山鉾として唯一のからくりが施されています。

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<北観音山> (きたかんのんやま)
 別名「上り観音」とも呼ばれ、楊柳観音像と韋駄天立像を祀る。
 応仁の乱の時代から、隣町の南観音山と、1年おきの交替で山を出していたとも言われている。

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  080716_kitakannonyama_05 水溜りに写る山 080716_kitakannonyama_06 蔵と山

<八幡山> (はちまんやま)
 八幡宮を山の上に勧請したもので、その小祠は江戸時代の天明年間製作になる総純金箔の美麗なもの。

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<南観音山> (みなみかんのんやま)
 楊柳観音像と善財童子像を祀り、巡行の際には柳の大枝を垂らすそうです。

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<放下鉾> (ほうかほこ)
 鉾の名は「天王座」に放下僧を祀るのに由来している。
 鉾頭には日・月・星の三光が下界を照らす形をしている。
 巡行の際には、三光丸と名付けられた稚児人形が稚児舞を披露する。

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<霰天神山> (あられてんじんやま)
 永正年間、洛中に大火があったとき、霰が降って火を鎮め、霰とともに天神様が降りてきた、という故事にちなんだもの。「火除天神」とも呼ばれる。

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<占出山> (うらでやま)
 身重だった神功皇后が、肥前の国松浦で鮎を釣って戦勝の兆しとした、という故事によるもの。
 ご神体は安産の神で、安産のお守りと腹帯を授与する。

 この占出山では、神功皇后の故事に由来して「吉兆あゆ」を販売しており、13日から16日の間限定での販売、ということだったので買ってみました。

  080716_uradeyama_01 080716_uradeyama_02    080716_kicchouayu 吉兆あゆ

<山伏山> (やまぶしやま)
 ご神体の山伏は、昔 八坂ノ塔が傾いたとき、法力によってなおしたという浄蔵貴所の大峰入りの姿をあらわしている。

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<鯉山> (こいやま)
 中国の黄河中流「龍門の滝」を登る鯉は龍と化すという伝説にちなんだもので、木製の鯉が勢いよく水しぶきを上げる様は勇壮。

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<黒主山> (くろぬしやま)
 謡曲「志賀」にちなみ、大伴黒主が志賀の山桜を仰ぐ姿をあらわしているそうです。

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<橋弁慶山> (はしべんけいやま)
 弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿をあらわしたもの。

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 以上、雨に降られながらも 20の山鉾(全32の内)を見ることができました。
 ただ、事前に予習をすればもと楽しく、そして理解しながら見ることができたのに、と残念に思うと共に、また見たい、と思いました。
 また、特に山に関しては巡行の際にご神体等を飾りつけるため、いわば中途半端な形でしか見ることができていないのが残念で、山鉾巡行もぜひとも行ってみたいです。

 この祇園祭の宵山のときには、同時に屏風祭が行われていて、屏風や鎧、小袖など諸道具を飾り、表の格子を外して「ハレ」のしつらえにする町家があります。
 これも京都ならでは、という感じでとても風情があっていいですね。

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  新町通六角下ルにある「吉田家」 とてもモダンでいながら荘厳なイメージがあります

 そして、北観音山と南観音山の間にあるワインバー(名前を忘れてしまいました)でちょっと一休み。
 ワインとオードブルでのほほんと外を見ながらくつろいでました。

  080716_winebar_01 店内の様子 080716_winebar_02 080716_winebar_03

 6時を過ぎると四条通と烏丸通は歩行者天国に。
 なかなか見られない光景ですが、ちょうど私たちは6時過ぎに四条通から離れて京都を後にしたので、混雑にあわずに宵山を時間をすごしました。

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  烏丸通(左)、四条烏丸交差点から東(中央)、四条烏丸交差点から西(右)
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 今度はぜひ山鉾巡行を見たい!

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