松本散策(長野へ 0806 その5)
長野3日目、つまり最終日は、深志荘をチェックアウトして松本市中心部へ。
車で約10分、北上して市中心部に入り、市営松本城大手門駐車場に車を入れて、街を歩くことにしました。
最初に訪れたのが松本城。
5重6階の天守を中心にして、乾小天守を渡櫓で連結し、辰巳附櫓、月見櫓を複合した連結複合式天守で、国宝に指定されています。
古くは‘深志城’と呼ばれ、今は市民から‘烏城’と言われているそうです。
外観の第1印象は、“スリムですっきりしたお城”、ということ。
白壁に対して、黒のイメージが強く、但し月見櫓の朱の色と、南から見た際に左に見える埋橋の朱がアクセントになります。
また、とても縦に長い、という印象を受けました。
中に入ると、縦に長い分、やはり急な階段等が多く、ご年配の方等はなかなか大変そうでした。
女性の方は必ず、パンツスタイルで行くことをお勧めします。
天守に登ると、遠く北アルプスの山が見えるなど、とてもいい眺めです。
また、最上階の天守6階の天井には二十六夜神という松本城を守る神様がまつられています。
泰平の世になってから、辰巳附櫓と月見櫓は増築された、とのことですが、この2棟があって全5棟でないとこの美しさが出てこないように思います。
本当にとてもおしゃれなお城です。
東側から城を望む(右から:乾小天守、渡櫓、天守〈中央〉、辰巳附櫓〈左奥〉、月見櫓〈左手前〉)
西側から城を望む(手前は埋橋)
そして松本城を後にして、北に約6・7分、重要文化財 旧開智学校へと向かいました。
明治9年(1876年)に竣工し、私が生まれた昭和38年(1963年)までの約90年間使われていた、日本で最も古い小学校の一つです。
文明開化を象徴するとても美しい建物です。
教育熱心な長野県ならでは、という感じです。
旧開智学校 1階廊下
↑<旧開智学校のみどころ> (※クリックすると大きくなります)
そして、旧開智学校を後にして、駐車場へと戻り、帰路につきました。
≪附録≫
松本城の黒門を入ってすぐの所に「宇宙ツツジ」が植えられています。
宇宙飛行士・向井千明さんと一緒に宇宙を旅した種から育ったもので、縁あって松本城の本丸庭園内に植えられています。
また、本当は駐車場に向かう前に最後に向かったのが北門大井戸。
松本市内には豊富な伏流水が湧き出していて、あちらこちらに井戸があります。
今回訪れたこの井戸は、今も残る松本城の外濠の脇の公園の中にあり、豊富な水量が湧き出ています。
飲んでみましたが、冷たくて非常においしかった!
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コメント
この間はお疲れ様でした。今日あの時の写真を送られてきたので、見ていたところです。皆で集まるのもとても楽しく、良いものだなと、ご先祖様に感謝!
松本は良かったです。良い建物が多く残っていて、民芸の影響が濃い感じだな、と思いました。
ちなみに、私達は古き良きホテルの花月に泊まりました。
では、九州に着た際は、ご連絡下さい。
あっ、このブログも、写真を見てようやく辿り着きました。
投稿: マサヒロ | 2008年7月 5日 (土) 22時18分
いらっしゃい! お待ちいたしておりました…。
ほんとに久しぶりに会えて、それから奥さんにも会えて嬉しかったです。ホントにご先祖様に感謝!ですね。
松本は本当にいい町でしたね。今回はあまり時間がなかったので、またゆっくりと町を歩いてみたいと思います。
花月ですか、やっぱり。帰ってから調べてみて、そうだろうと思っていました。
九州は一度プライベートでぜひ行きたいと思っているのでまたそのときはヨロシク!
11月に東京で会えるのを楽しみにしています。(うまく合わせられるかどうかはわからないけど)
では、また!
投稿: たけみ | 2008年7月 6日 (日) 01時19分