大澤酒造(長野へ 0806 その2)
法事から一夜明けて、翌15日(日)。
朝9時にロビーで集合して、車4台で旧望月町茂田井にある大澤酒造へ。
旧中山道沿いに位置し、白壁と大きな入口が印象的な老舗です。
元禄2年(1689年)より酒造りを始め、創業時の酒が保存されていました。漆で封じられた古伊万里の壺の栓は昭和43年12月22日、東京のNHKスタジオで、醸造微生物学の坂口謹一郎博士ら立ち会いのもとで開栓され、日本最古の酒、と認定されました。良い香りが部屋いっぱいに広がり、その香りは100年もののシェリー酒のようであったと言われています。
大澤酒造は兄弟の二人三脚で有名で、兄の真さんが経営を、弟の実さんが酒造り(杜氏)をしています。
実は二人とは小学生の頃に、ある集まりで一緒になり同じ部屋で一緒に寝たことがあります。
敷地内には「しなの山林美術館」「名主の館 書道館」「大澤酒造民俗資料館」があって無料で開放されていますが、今回は14代目当主の真さんが説明をしてくれました。
「しなの山林美術館」 昔は瓶詰め作業の場だった
「名主の館 書道館」 書道が盛んな旧望月町
「大澤酒造民俗資料館」 1階が試飲&販売で2階が資料館になっています
また、酒蔵の中も工程に沿った形で説明してくれ、こだわりのある酒造りの一部を知ることができました。
酒造りの神様 京都・松尾神社の神棚があります
米を蒸す釜 麹づくりのための室(ムロ)
酒母室(文字通りお酒の母(モト)を作るための部屋)
本仕込み用のタンク
※ここで、三段階に分けて仕込みをする「段仕込み」がおこなわれるそうです
搾りのための機械
日本酒造りの工程に関しては、“日本酒基礎知識”(HP)や、“蔵元若葉印”(HP)などで説明されています。
そして、もちろん最後はお土産にお酒を購入。
大澤酒造の銘柄としては、「大吉野」「明鏡止水」「善光寺秘蔵酒」「信濃のかたりべ」「茂田井宿の酒」などがあります。 (※但し、「明鏡止水」はこちらには置いていません)
今回は、まだ飲んだことがない「大吉野」とお気に入りの「善光寺秘蔵酒」をチョイス。
その感想はあらためて記してみたいと思います。
最後に写真を一枚・・・・・。
民俗資料館の2階へあがる階段横で見つけた松笠で作られたたぬき?
(つづく)
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