「弁天の宿 いつくしま」(初めての宮島 その6)
厳島神社を出てから込み合っている表参道商店街を避けて、ひとつ山側の筋にある町家通りを歩いて喫茶店「町かど」の角を山側に上ったところに今回泊まる宿があります。
今回 宿に選んだのは「弁天の宿 いつくしま」(HP)。
特に理由があったわけではないのですが、いつも利用している楽天トラベル(旧 旅の窓口)で見つけました。
まずこの宿に入ってびっくりしたのが、靴を脱いでロビーでチェックインをするのですが、ロビーは畳敷きでさらに床暖房がなされています。 実は、ロビーだけでなくこの宿の廊下等も畳敷きになっているためスリッパ等が必要なく、とても快適に過ごせます。
部屋は和室に畳ベッド、というスタイル。 広すぎず、狭すぎず、ちょうどいい広さです。
そして今回、夕食の前に “トルマリン温浴” なるものを初体験しました。
摩擦や加熱によって、電気を発生することから「電気石」とも呼ばれる宝石 “トルマリン” を利用した、岩盤浴(ヒーリングサウナ)。 疲労回復、精神的ストレスの解消、血液浄化を促す「マイナスイオン効果」、血行促進、肩こり、腰痛、間接の痛みを緩和する「微弱電流作用」、体を芯から温め、新陳代謝を促す「遠赤外線作用」などによって、心と体を癒すと言われています。
もともと汗かきの私ですが、約25分間にたっぷりと汗をかき、着ていた浴衣は思いっきり汗を含んで重たくなっていました。
さて、効果のほうは・・・・・、???。 正直なところわかりません。
そして、楽しみにしていた食事。
食事は、朝、夕ともに食事処「紅葉」でいただきます。
食事処とはいえ、全部が個室状態になっているため、ゆっくりと食事を楽しめるようになっています。
今回は、食事はちょっと奮発しました! (実は結婚記念日だったこともあって)
セレクトしたプランは、期間限定の “うまいもの牡蠣プラン”。 通常の食事に牡蠣料理3品がプラスされたコースです。
がしかし、チェックインをして宿の方の話を聞いているうちに、結局あなごの刺身を追加注文してしまいました!
そして夕食は、先附から始まり全12品の京風瀬戸内会席料理(あなごの刺身を除く)。
見た目にも楽しむことができ、お品書きを見ながら順番に運ばれてくる料理をゆっくりと堪能できました。
そして、宮島に来たからには、と牡蠣料理を楽しみにしていましたが、焼き牡蠣・牡蠣鍋・牡蠣雑炊を余すところなく堪能し、満足しました。
さらには追加した ‘穴子の薄造り’ は、初めて食べたのですが、脂がのっていて甘みとその食感に本当に大満足!でした。
お品書き(クリックすると大きくなります)
先附(小松菜汲み湯葉和え)
前菜
留椀(蟹しんじょう)
向附(平政、鮪)
※山葵の前にある茶色のものは「莫大海」と言って整腸作用のあるものだそうです
温物(牡蠣鍋)
焼物(焼き牡蠣)
揚物(穴子薩摩揚げ)
蒸物(鯛飯蒸し)
酢物(文銭蛸林檎酢掛け)
御飯(牡蠣雑炊)
水物(柿豆乳寄せ)
そして翌朝、朝食はシンプルですがゆっくりと食事をすることができました。
この宿はスタッフも若い方が多く、それでいてとても温かみのある宿でゆっくりと過ごすことができました。
立地も静かな町家通りからさらに入ったところですが、高台にあり海側は眺めもよく、そして厳島神社と宮島桟橋のほぼ真ん中に位置しているため大変便利です。
値段はちょっと高めですが満足できた宿でした。
(つづく)
■弁天の宿「いつくしま」
住 所 : 広島県廿日市市宮島町634
電 話 : 0829-44-2121
チェックイン : PM3:00
チェックアウト : AM10:00
ホームページ : http://www.bentennoyado.com/
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