「芝居茶寮 水羽」(初めての宮島 その2)
フェリーを降りて船着場を出ても人の多さは変わりませんでした。
とにかく2時半を回ってお腹もすいたので、昼食をとる店を探すことにしました。
しばらく海沿いを歩いて、表参道商店街へ。
ここでまた人の波の渦に巻き込まれる形になりました。両側の店にはお客さんが並び、厳島神社のほうから帰ってくる人たちでいっぱいです。私たちは逆行する形で進まなければならず、なかなか前に進むことができませんでした。
目指す店がなかなか見つからないまま、商店街を抜けてしまい、先に宿に向かうことにしました。
一筋山側の通り、町家通りは先ほどまでの喧騒が嘘のように静かで落ち着いた感じで、今回の宿「弁天の宿 いつくしま」に到着しました。
チェックインを済ませ、荷物を置いて、遅い昼食を取りに再び町中へ。
宿の人に場所を確認し、再び町家通りを厳島神社方面に向かいました。
そして目指す店、「芝居茶寮 水羽」(HP)に到着です。
店は厳島神社の裏に位置し、その昔、「水羽」の地には芝居小屋が点在していたそうです。「水羽」の建物はその流れを汲み、築150年の古民家を改装してレトロで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
一段落したようですが、1階はいっぱいだったため、2階の座敷に通されました。途中、それまでの戦場のような忙しさが伝わるような光景も目にしましたが、本当に何の飾り気もない、そして昔懐かしい家に帰ってきたようなそんな気持ちにさせてくれました。
二人とも迷わずあなご丼を注文。創業以来37年間、独自のたれと瀬戸内の穴子を使用して作り続けているというその味を実感したくて来たのですから・・・・・。
あなご丼が来るまではビールでのどをうるおし、そのときを待ちました。
そしてようやくそのときが・・・!
あなご丼の登場です!
丼の器は暖められており、なかなか大振りの丼です。
蓋を開けると、あなごとタレのにおいがふわっとあたりに広まります。
丼の全面にあなごが置かれており、その下のご飯はほとんど見えません。
そしてその味は、もちろん うまいっ!、の一言です。
ふわっとしたあなごとタレは絶妙のバランスで、あなごを十分満喫することができます。
あえて言うならば、ご飯がもう少し欲しかったのですが、夕食にオプションを追加したことを考えればちょうど良かったのかもしれません。
あなご丼に満足して、宮島散策に出かけたのでした。
■「芝居茶寮 水 羽」
住 所 : 広島県廿日市市宮島町大町1-2
電 話 : 0829-44-1570
営業 時間 : 10:00 ~ 17:00
定 休 日 : 不定休
ホームページ : http://www.mizuhaso.com/
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