出石そば(出石ぶらりある記 その1)
先日の月曜日に休みが取れたので、久しぶりに蕎麦を食べに行こう!、と奥さんと出石に行ってきました。
ちょうど昼時に着いたのですが、せっかくなので町を散策しましたが、そのことはまたのちほど・・・。
ということで、町を散策して十分お腹がすいたところで、蕎麦を食べに行くことにしました。
まずは店選びですが、これがたくさんありすぎて困りました。(50軒弱あるそうです)
今回はほとんど事前に調べてこなかったので、前回行ったお店にしようか、とも思いましたが、その近くでちょうどカップルが満足げに出てきたお店に決めました。
お店は「甚兵衛」(HP)。
入口を入ると正面の中庭に池があり、鯉が泳いでいます。
池の周りの2方が座敷になっていて、私たちは入口そばの小座敷(2~4名用)に入りました。
掘りごたつ・囲炉裏形式の席で、上から自在鉤にかけられた鉄瓶がぶら下がっています。
出石そばは「皿そば」と呼ばれ、出石を代表する味覚です。
手打ち皿そばは宝永三年(1706年)に信州上田城主・仙石氏と出石城主・松平氏とのお国替えの際に仙石氏がそば職人を連れてきたことで、その信州の技法が加えられたことが始まりとされています。 その後出石焼が始まり、白地の皿に盛る形式が確立されたそうです。
また、江戸末期より白い出石焼の小皿に盛り付ける5皿一組を一人前として提供し、追加については枚数を言って追加するスタイルになったそうです。
そして、『挽きたて・打ちたて・ゆがきたて』の三たてを信条とし、だしちょこに、だし・ねぎ・卵・ワサビ・山芋などをお好みに混ぜ合わせて食べます。
まずは二人で15皿を注文。(「甚兵衛」では最初から1皿単位で注文できます)
最初はだしに薬味をきざみねぎとワサビ、というシンプルな形で食べ始めました。
お腹がすいていたこともありますが、小皿も小さいためドンドン食べ進みます。
「挽きたて・打ちたて・ゆがきたて」ですからおいしくないわけがありません!
約半分を過ぎたあたりで、さらに15皿を注文しました。
わんこそばではありませんが、一皿がだいたい一口で入ってしまう量なので、スイスイと進んでしまいます。
続いて薬味の山芋を入れて、さらに10皿を注文。
さらに、薬味の生卵を加えて、8皿を注文。
食べているとふと気づいたことが・・・・。
蕎麦が盛られている小皿の柄がいろいろな種類があります。
私が食べた皿を調べてみると、14種類の絵皿がありました。
後でわかったことですが、全部で18種類あるそうで、いずれも「甚兵衛」のオリジナルだそうですが、なかなかユーモアに富んでいて食べ進むにしたがって「次はどんな柄?」と楽しみながら食べることができます。
私が食べた皿の中で絵のみの絵皿が9種類
言葉入りの絵皿が5種類
食後に中庭に出てみると全18種類が展示されていました
そして、完食!
二人で48皿食べました・・・・・!
私が28皿(中途半端やなぁ~)、そして奥さんが20皿!。
一般的に、男性が10~15皿、女性が5~10皿程度、とのことですが・・・・・。
薬味をシンプルなままで食べていたら、30皿は間違いなく越えていたと思いますが、山芋、卵を加えた段階からお腹が膨れていくのがわかりました。
出石そばでは、箸の高さまで食べると「そば通」と称され、そば通の証が進呈されるサービスがあります。(詳しくはコチラ)
「甚兵衛」では17皿以上食べると進呈される、とのことで二人分いただきました!
なお、「蕎麦通之証」の木札の裏側には、店の奥さんがサラサラと出身地・名前・食べた皿の数を書いてくれました。 今回はウチの奥さんと連名で書いていただきました。
「蕎麦通之証」木札(右)と「ええもん財布」(左)
表 裏(名前の部分は消しています)
表 裏
お腹も、心も満たされて、二人は出石の町中へと出かけました。
満足、満足、満足、・・・・・・・・・・。
(つづく)
■手打ち皿そば「甚兵衛」
住 所 : 兵庫県豊岡市出石町小人 14-16
電 話 : 0796-52-2185
営業 時間 : 11:00 ~ 18:00頃
定 休 日 : 毎週水曜日
月末火・水曜日
ホームページ : http://www.jinbe.com/
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