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2007年10月31日 (水)

出石城跡(出石ぶらりある記 その2)

 実は、出石町を訪ねるのは今回で2回目。
 前回は、それこそ出石そばを食べて、そのまま帰ってしまったのでした。

 あれから約5年。
 今回は町中を散策してきました!

 車を大手前駐車場に入れて、まずは出石城跡へ。
 出石城は慶長九年(1604)に小出吉秀によって山頂の城(有子山城)を廃して築かれたもので、一国一城制による但馬唯一の城です。 しかし天守は作られなかったそうです。
 出石の町中から見える高い石垣と復元櫓は、この町の象徴ともいうべきもののひとつです。

 まず登城門をくぐるとそこには小さな広場があり、その奥に左右に2つあるうちの右側の復元櫓が目の前に現れます。

  071030_tojoumon 071030_tojoumon_a 登城門
  071030_hukugenyagura 071030_hukugenyagura_a 登城門を入った広場から櫓を望む

 そして櫓を見上げながら石段を上り、二の丸へ。

  071030_hukugenyagura_ninomaru_2 二の丸からみた復元櫓

 さらに、左下から上がってくる赤鳥居の石段を登って本丸へ。
 この赤鳥居が場違いのようで、何かアクセントになっていて逆に惹かれます。

  071030_akatorii_a 071030_akatorii_b 071030_akatorii_c 赤鳥居に吸い込まれていくような・・・
  071030_akatoriiyagura_a 071030_akatoriiyagura_b 赤鳥居と櫓の共演
  071030_akatoriigreen 赤鳥居と緑(木・苔)

 本丸には仙石公の藩祖、仙石権兵衛秀久を祠る感応殿や、昭和43年に復元した東西隅櫓があり、往時の面影を偲ばせてくれています。
 と、ここで感応殿の前に「出石そば発祥の由来」なる石碑があり、本籍地である長野県と縁のある地であることを初めて知りました。

  071030_kannouden 071030_kannouden_setumei 感応殿とその説明札
  071030_soba_sekihi 「出石そば発祥の由来」石碑(クリックすると説明を見ることができます)
  071030_yagura_a 071030_yagura_b 071030_yagura_c 復元櫓

 そしてさらに上に登ると、最上壇の稲荷郭には城の鎮守稲荷神社を祠っています。
 二の丸、本丸、そしてこの稲荷郭からはそれぞれ町並みがよく見え、とてもいい眺めです。

  071030_inarijinja 稲荷神社
  071030_inarikaku_choubou 稲荷郭からの眺望(中央に辰鼓楼)
  071030_ninomaru_choubou_a 二の丸からの眺望(左下は旧町役場の車寄せ)

 季節によっては紅葉新緑が楽しめ、それに赤鳥居や櫓、石垣がマッチする、という絶好のスポットだと思いました。

  071030_momijitsinkorou もみじと辰鼓楼(11月にはいればもっと紅葉してきれいになっていたでしょう・・・・)
  071030_taniyamagawa_a 071030_taniyamagawa_b 城前を流れる谷山川の風景

 おそらくこれから何度か足を運ぶことになるだろうなぁ・・・・・、と感じつつ町中へ。

(つづく)

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2007年10月26日 (金)

出石そば(出石ぶらりある記 その1)

 先日の月曜日に休みが取れたので、久しぶりに蕎麦を食べに行こう!、と奥さんと出石に行ってきました。

 ちょうど昼時に着いたのですが、せっかくなので町を散策しましたが、そのことはまたのちほど・・・。

 ということで、町を散策して十分お腹がすいたところで、蕎麦を食べに行くことにしました。
 まずは店選びですが、これがたくさんありすぎて困りました。(50軒弱あるそうです)
 今回はほとんど事前に調べてこなかったので、前回行ったお店にしようか、とも思いましたが、その近くでちょうどカップルが満足げに出てきたお店に決めました。

 お店は「甚兵衛」(HP)
 入口を入ると正面の中庭に池があり、鯉が泳いでいます。
 池の周りの2方が座敷になっていて、私たちは入口そばの小座敷(2~4名用)に入りました。
 掘りごたつ・囲炉裏形式の席で、上から自在鉤にかけられた鉄瓶がぶら下がっています。

  071025_jinbe 「甚兵衛」外観

 出石そばは「皿そば」と呼ばれ、出石を代表する味覚です。
 手打ち皿そばは宝永三年(1706年)に信州上田城主・仙石氏と出石城主・松平氏とのお国替えの際に仙石氏がそば職人を連れてきたことで、その信州の技法が加えられたことが始まりとされています。 その後出石焼が始まり、白地の皿に盛る形式が確立されたそうです。
 また、江戸末期より白い出石焼の小皿に盛り付ける5皿一組を一人前として提供し、追加については枚数を言って追加するスタイルになったそうです。
 そして、『挽きたて・打ちたて・ゆがきたて』の三たてを信条とし、だしちょこに、だし・ねぎ・卵・ワサビ・山芋などをお好みに混ぜ合わせて食べます。

 まずは二人で15皿を注文。(「甚兵衛」では最初から1皿単位で注文できます)
 最初はだしに薬味をきざみねぎとワサビ、というシンプルな形で食べ始めました。
 お腹がすいていたこともありますが、小皿も小さいためドンドン食べ進みます。
 「挽きたて・打ちたて・ゆがきたて」ですからおいしくないわけがありません!
 約半分を過ぎたあたりで、さらに15皿を注文しました。
 わんこそばではありませんが、一皿がだいたい一口で入ってしまう量なので、スイスイと進んでしまいます。
 続いて薬味の山芋を入れて、さらに10皿を注文。
 さらに、薬味の生卵を加えて、8皿を注文。

  071025_yakumi まず薬味から  071025_izusisoba_4 そして15皿の皿そば

 食べているとふと気づいたことが・・・・。
 蕎麦が盛られている小皿の柄がいろいろな種類があります。
 私が食べた皿を調べてみると、14種類の絵皿がありました。
 後でわかったことですが、全部で18種類あるそうで、いずれも「甚兵衛」のオリジナルだそうですが、なかなかユーモアに富んでいて食べ進むにしたがって「次はどんな柄?」と楽しみながら食べることができます。

  071025_esara_a_2 私が食べた皿の中で絵のみの絵皿が9種類
  071025_esara_b 言葉入りの絵皿が5種類
  071025_esara 食後に中庭に出てみると全18種類が展示されていました

 そして、完食!

 二人で48皿食べました・・・・・!
 私が28皿(中途半端やなぁ~)、そして奥さんが20皿!
 一般的に、男性が10~15皿、女性が5~10皿程度、とのことですが・・・・・。
 薬味をシンプルなままで食べていたら、30皿は間違いなく越えていたと思いますが、山芋、卵を加えた段階からお腹が膨れていくのがわかりました。

  071025_28sara 食べました~、28皿! 071025_20sara そして奥さんも、20皿!

 出石そばでは、箸の高さまで食べると「そば通」と称され、そば通の証が進呈されるサービスがあります。(詳しくはコチラ
 「甚兵衛」では17皿以上食べると進呈される、とのことで二人分いただきました!
 なお、「蕎麦通之証」の木札の裏側には、店の奥さんがサラサラと出身地・名前・食べた皿の数を書いてくれました。 今回はウチの奥さんと連名で書いていただきました。

  071025_sobatuunoakasi_2 「蕎麦通之証」木札(右)と「ええもん財布」(左)
  071025_huda_a  071025_huda_b 裏(名前の部分は消しています)
  071025_saihu_a  071025_saihu_b

 お腹も、心も満たされて、二人は出石の町中へと出かけました。
 満足、満足満足、・・・・・・・・・・。

(つづく)

■手打ち皿そば「甚兵衛」
   住   所 : 兵庫県豊岡市出石町小人 14-16
   電   話 : 0796-52-2185
   営業 時間 : 11:00 ~ 18:00頃
   定  休 日 : 毎週水曜日
            月末火・水曜日
   ホームページ : http://www.jinbe.com/

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2007年10月19日 (金)

奥さんの誕生日

一昨日は奥さんの誕生日でした。 ハッピーバースデー!

このところ1ヶ月以上 帰りも遅く、休みもままならない状態で、昨日も休めなかったので、なんとかしなければ……。
少々仕事が早めに終わったので梅田まで出て宝塚ホテルのケーキをゲット!
さらに成城石井で冷えたシャンパンを買いました。

  071018_cake 宝塚ホテルのマロンケーキ
  071018_happy_3 071018_happy_2_2 シャンパン

一方奥さんは会社の時の同僚と京都に行っていたのですが、太秦、嵐山と回ってそのあと定例の飲み会に突入。
結局一緒に帰るタイミングになりました。

もちろんケーキもシャンパンもそのまま冷蔵庫に直行となりました。
翌朝 ケーキは奥さんの朝食に。シャンパンは冷蔵庫に入ったままです。

もうあまり誕生日は嬉しくない、とのことですが………。

う~ん、シャンパン 飲みたい!

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2007年10月15日 (月)

丹波の黒豆 の枝豆

 ここ数日、我が家の食卓に出てくるようになった旬のものがあります。

 丹波の黒豆 の枝豆!

  071015_kuromame 携帯電話のカメラの画像ですが・・・

 今月5日の解禁日を過ぎて我が家にも到着しました!(篠山のお母さん有難うございます)

 やっぱり美味しい!
 昨年に比べるとやや甘みが少なめにも感じられますが、それでも大変美味しくてビールがさらに美味しく頂けます。
 大きくてしっかりと詰まっているので豆のおいしさが本当にすごいです!
 正直言って、これを食べ始めたらなかなか他の枝豆は食べられません!

 季節の自然の恵みに改めて感謝です!

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2007年10月 8日 (月)

古田選手引退

 今回は「めがね」つながりで通称“のび太君”の古田選手の話。

 昨日、ヤクルトスワローズの古田選手兼任監督の選手引退試合がありました。各テレビ局が取り上げていましたが、先日の記者会見の時もそうでしたが、なぜか見ていて涙が止まりませんでした。

 私はヤクルトのファンではありませんが古田選手のファンです。兵庫・川西の出身と言うこともありますが、古田選手の輝かしい記録と記憶の陰にいろいろな苦労と努力があり、野球と野球ファンをこよなく愛していることを感じているからです。そして記憶に新しい選手会長の時のストライキの時の対応はその人柄を如実に表していると思います。
 そんな古田選手もあと2試合で監督を止めてヤクルトを去ることになります。寂しい限りです。

 でも、選手引退セレモニーでも古田選手が言ったあの言葉を信じます。

 「また会いましょう!」

 私達はその日を待っています。

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2007年10月 7日 (日)

映画「めがね」

 この前の木曜日、久しぶりの休みだったので午前中に疲れから出てきた腰痛のため整骨院へ行き、電気治療とマッサージを受けてきました。 おかげ(?)でここ数日は腰も落ち着いているようです。

 そして午後、神戸・三宮へと出かけました。
 目的は映画とクリーニング、そして・・・。(あとのお楽しみ)

 クリーニングは置いておきまして、目的の映画は「めがね」(HP)
 以前見た「かもめ食堂」のスタッフ等が多数携わって作られた映画です。
 監督、出演者などなど。

 神戸朝日ビルの地下にあるシネ・リーブル神戸(HP)で見てきました。
 14時過ぎの回でしたが、年配の女性の方も多く、ほぼ9割が女性。 年齢層はやや高め、といった感じ。
 映画自体は「かもめ食堂」と同様のやんわりとした、そして独特の間、というか時間が流れていきます。

 なんといっても、もたいまさこさんの存在感がスゴイ! それこそ彼女が作り出す間(時間)が全体を作りだしているようにも思えます。(「かもめ食堂」のときもそうでした)
 そして主役の小林聡美さんはもちろん、市川実日子、光石研、加瀬亮とそれぞれがみんな独特の世界を持っているので、それがまたうまく噛み合っている、という感じがします。 そしてみんながめがねをかけています。

 映画を見終わって、虚脱感ではなく何かホッとした空気が自分を包み込んでいて、そしてその前日まであくせくと働いている自分に何か逆に虚しさすら感じてしまいました。 とは言っても、その翌日からまたあくせくと働く日が続いています。

 でもほんとにこの映画の中に流れる空気・時間が好きですね。
 メルシー体操も、「梅はその日の難のがれ」の梅干も、そしてサクラが作る魔法のかき氷も犬のコージも、そしてたそがれて過ごす日々も・・・・・・、みんなちょっと憧れてしまいますね。

 何か忘れかけていた原始的な、そして本質的な心の豊かさを思い出させてくれる映画でした。

  071007_megane01 劇場にあった看板
  071007_megane02 パンフレット(右)とリーフレット(左)

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