「中棚荘」 後編(長野へ その3)
前回に引き続き「中棚荘」についてリポートです。
今回は食事を中心にお伝えしたいと思います。
食事は夕食、朝食ともに別棟の食事処でいただきます。
まずは夕食から。
夕食は、懐石料理で順次出されてきます。
また、テーブルにはお品書きが置かれていて、それを見ながら食事を進めます。
最初にテーブルに出されていたのは、食前酒、先付け、お造り。
そしてかまど。 これは着席してから火をつけて、食事している間に作る、というもので、中身はあとのお楽しみ。
食前酒は「藤村のにごり酒」でどちらかと言うとあっさりめ。 ハート型の器がかわいいです。
そして先付けはとうもろこしのとうふと玉子とうふを中心に、海老、ほたて、椎茸など。
お造りは、平目、縞鯵にきゅうり、大葉、蓮根など。
いずれもおいしいのは勿論ですが、とうもろこしのとうふはなかなかおいしかったです。
テーブルセッチング
かまど
食前酒には蓋がされてます
ハート型の器
涼しさを演出する先付けの器
お造りの器(左)とお造り(右)
続いてお凌ぎ。
これはじゃが芋素麺に鱧の湯引き昆布〆、アロエ、順才など。
じゃが芋の素麺は、じゃが芋を素麺のように細く長くスライスしたもの?のようですが、食感と味付けのうめ酢が効いていてあっさりとそしておいしくいただけました。
次は揚物。
稚鮎のおどり揚げに蓮根、アスパラ、エリンギ茸の天ぷらです。
レモンをかけ、塩でいただきます。
鮎は内臓の苦味がアクセントとなり美味。
そして焼物。
信州サーモンに甘南蛮、キャベツ酢漬けにハーブが添えられています。
このサーモンはおいしかった!
続いて蒸し煮。
胡麻豆腐、茄子、穴子に焼長葱などで、胡麻豆腐を蒸したのを食べるのが初めてでしたが、モチモチ感があって、とてもおいしかったです。
と、ここでもう少し食べたかったので、信州牛の陶板焼きを追加オーダー。
これがまたおいしかった! 肉の旨味がなんとも言えません!
そして食事の最初に火をつけた釜炊きご飯と汁物。
釜炊きご飯は、鯛と焼しめじの炊き込みご飯でおこげもできてあっさりとした味付けでおいしかったです。
最後にデザートをいただきました。
どれもこれもおいしかったですが、忘れてはならないのがお酒。
無尽蔵のひやおろしを飲んだんですが、これがまたすっきりとした中にフルーティーな面もあり、おいしくて3合飲んでしまいました。
そして、翌朝の朝食。
朝は麦とろご飯です。
そして5種類の小鉢物の盛り合わせに、カレイのみりん干の焼物、温泉卵、湯葉&豆腐などで、とろろ好きの私としては食べ過ぎに注意しないとバクバク食べてしまいそうな、でも大変おいしいヘルシーな朝食です。
最後に山羊のミルクかリンゴジュースのどちらかを選択するようになっていて、折角ですから山羊のミルクをチョイスしました。 思ったよりもあっさりしていておいしかったです。
部屋などの空間、そしてお風呂、食事と本当に落ち着ける宿に出会えたことに感謝しています。
また今後、墓参りのときなど利用させていただこうと二人で納得した宿でした。
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